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第一原発の観測井戸で最高値13万ベクレル 東電「海への流出、可能性低い」

 東京電力は13日、福島第一原発2号機原子炉建屋の海側に新たに掘った観測用井戸で同日採取した地下水から、放射性セシウムを1リットル当たり13万ベクレル検出したと発表した。海側敷地の観測用井戸で検出されたセシウムとしては過去最高値。東電は海側敷地の地盤改良工事などの対策を進めており「この汚染水が海へ流出する可能性は非常に低い」としている。
 東電によると、放射性セシウムの内訳はセシウム134が3万7000ベクレル、セシウム137が9万3000ベクレルで、いずれも最高値だった。12日に同井戸から採取した地下水からは放射性セシウムが1リットル当たり7万6000ベクレル検出されている。
 セシウムの最高値が検出された井戸は海から約50メートル離れた場所にあり、深さは約16メートル。近くには原発事故直後に極めて高濃度の汚染水が漏れたトレンチ(電源ケーブルなどが通る地下道)があり、東電は「過去に漏えいした汚染水の影響の可能性がある」として、引き続き汚染源の特定を進める。

カテゴリー:福島第一原発事故