東日本大震災アーカイブ

ADRの和解案浪江町民に説明 町と町支援弁護団

 東京電力福島第一原発事故を受け、浪江町民約1万5500人が精神的慰謝料の増額などを求め、原子力損害賠償紛争解決センターに申し立てた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、町と町支援弁護団は5日、福島市の県文化センターで町民説明会を開いた。慰謝料を一律で月額5万円増額するなど、紛争解決センターが提示した和解案の内容を町民に示した。
 県北地方に避難する町民ら約250人が参加した。馬場有町長があいさつした後、檜野照行副町長が和解案の詳細を説明した。町民との意見交換も行われた。
 説明会は5月中旬にかけ、二本松、南相馬、いわき、郡山の各市のほか、東京都で開く。
 原発事故当時の町の人口は約2万1000人で、4月11日時点で1万5546人が申し立てに参加している。双方が和解案を受け入れた場合、東電の追加支払額は約200億円となる見通し。
 町は和解案を受け入れる方針を示している。東電は「慎重に対応を検討する」としている。

カテゴリー:福島第一原発事故