東日本大震災アーカイブ

国交相が常磐道4車線化明言

 太田昭宏国土交通相は8日の参院国土交通委員会で、いわき市の常磐自動車道いわき中央インターチェンジ(IC)-仙台東部道路の岩沼IC(宮城県岩沼市)の約127キロにわたる暫定2車線区間について、4車線化に向けた取り組みを進める考えを明らかにした。
 民主党の増子輝彦参院議員(本県選挙区)への答弁。太田氏は、常磐道の通行量が3月の全線開通により増えていることを示し、「被災地復興の観点を重視しながら、4車線化を含めた効果的な対策をしっかり進めていきたい」と述べた。
 太田氏は「委員会で(東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する)中間貯蔵施設への輸送の観点からも、4車線化が必要との意見を頂いた」と説明した。
 国交省は、暫定2車線区間の4車線化について、10月上旬をめどに制度を改め、国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)の審議がなくても、速やかに事業を進められるようにする方針。
 常磐道の4車線化は、県や県内自治体が避難地域の住民帰還の加速化の観点から強く求めており、同省は制度改正の後、整備計画の策定を進めるとみられる。
 また、会津若松市の会津若松IC-新潟中央IC間95・2キロにわたり暫定2車線区間がある磐越自動車道の4車線化に関しては「交通量は比較的少ないが、大雪で閉ざされる課題もある。優先順位を明確にした上で対策を検討したい」と述べた。

カテゴリー:福島第一原発事故