東日本大震災アーカイブ

飯舘の幼稚園、小中学校 29年4月村内で再開

平成29年4月に飯舘村で幼稚園と学校を再開する方針を明らかにした菅野村長

 東京電力福島第一原発事故で全村避難している飯舘村は平成29年4月から村内で幼稚園と小中学校を再開する方針を固めた。菅野典雄村長が7日、福島市飯野町の村出張所で開いた学校再開に向けた検討委員会の初会合で明らかにした。

 村内には村が設置する幼稚園が2園、小学校が3校、中学校が1校ある。原発事故後に休止し、福島市飯野町に合同仮設幼稚園と仮設中学校、川俣町に合同仮設小学校を設けた。5日現在、304人が通っている。
 村は29年3月までに帰還困難区域を除いた避難指示の解除を目指しており、帰還に合わせて学校などを開校させる。教育現場の混乱を避けるため、新たな教育年度が始まる29年4月を再開時期とした。村外にある学校などは閉鎖する。
 検討委員は八巻義徳村教育長や保護者合わせて12人。菅野村長は29年4月の再開を前提条件として、学校運営や通学の在り方を提言するよう諮問した。年内に中間意見をまとめ、菅野村長に答申する。
 菅野村長は「学校を帰還させれば生徒数は減少するだろう。しかし、村の将来のために学校を再開しなければならない」と訴えた。

カテゴリー:福島第一原発事故