東日本大震災アーカイブ

雨水また海に流出 新設ポンプ間に合わず K排水路

 東京電力は11日、福島第一原発構内のK排水路から放射性物質を含む雨水が約1時間にわたり、断続的に港湾外の海に流れ出たと発表した。汚染雨水流出対策として10月に新設したポンプも稼働したが、流出を止められなかった。流出量は不明。
 東電によると、同日午前10時25分ごろ、雨水がK排水路のせきを越えて海に流れるのを監視カメラで確認した。構内では当時、1時間に15ミリ程度の強い雨が降っていたという。
 東電は汚染雨水の流出が相次いだ問題を受け、K排水路上流部で雨水をくみ上げるため、ポンプ4台を新たに設置した。このうち2台と、K排水路のせき付近に以前からある8台を稼働したが、くみ上げが間に合わなかった。
 ポンプは水位を感知し、くみ上げを開始する。東電は新設ポンプが2台しか動かなかった理由として、「上流部分は4台が稼働する水位に達しなかった」としている。
 東電はK排水路を流れる雨水などが港湾内に流れ込むように付け替え工事を進めているが、完成は27年度末ごろになる見通し。

カテゴリー:福島第一原発事故