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仮設住宅 寒さ対策急ぐ

 県は仮設住宅の寒さ対策を進めている。全仮設住宅について断熱材の補強や窓の二重サッシ化といった工事を年内を目標に終わらせる方針だ。

 県によると、11月30日現在で約1万5500戸の仮設住宅のうち、断熱材の補強の工事は約75%、窓の二重サッシ化の工事は約60%の住宅で終了した。

 こたつやストーブ、エアコンなどの暖房器具を提供したり、畳を入れるなどの対策も急いでいる。

 県は8日現在、1万6619戸の仮設住宅の着工を決定している。このうち1万5779戸が完成した。入居戸数は1万2825戸で入居率は81%。県建築住宅課は「入居率は順調に高まっている」としている。

 民間借り上げ住宅は8日現在、2万4386戸となっている。

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