東日本大震災は11日で発生から9カ月。東京電力福島第一原発事故は収束せず、住民の帰還が実現しないまま、年の瀬を迎えた。県内の1次、2次避難者は45人にまで減り、約3万700人が仮設住宅、約6万2700人が民間の借り上げ住宅で暮らす。自主避難を含めた県外避難は6万人を超えた。一方、原発事故収束の工程表で原子炉の冷温停止状態の実現、「ステップ2」終了を目前に、汚染水が海に流出するなど新たな課題が浮上している。
(2011/12/10 21:03カテゴリー:震災から9カ月)