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今を生きる 母校の絆より強く 「心に残る集会を」アーティストへ協力直訴

絆を確かめ合った双葉翔陽高の全校生徒

■双葉翔陽高 生徒会長 渡辺知美さん
 東京電力福島第一原発事故で、県内4カ所のサテライト校に分散している双葉翔陽高の全生徒約170人が22日、いわき市のいわき芸術文化交流館アリオスで催された「双葉翔陽の日」で顔を合わせた。全校集会やコンサートなどがあり、生徒会長の3年渡辺知美さん(18)は「生徒同士の絆を確かめ合う機会になった」と声を弾ませた。

■ゲスト出演し激励 南こうせつさんら
 サテライト校は安達東、小野、坂下、平商の4校。平成24年度はいわき市のいわき明星大に集約される。学校は冬休みを前に古里の双葉郡に近い場所で結び付きを強めようと「双葉翔陽の日」を企画した。
 思い出に残る行事にしたいと考えた渡辺さんが震災以降の状況を作文にしたため、アーティストらに届けた。作文を読んだ歌手の南こうせつさん、スパリゾートハワイアンズの応援ソング「息吹」を歌う2人組のエアリアル、元プロレスラーのアントニオ猪木さんが企画に賛同、協力を申し出た。
 猪木さんがビデオレターでメッセージを寄せ、南さんとエアリアルがサプライズゲスト出演。南さんは「神田川」「妹」などを歌い、「希望を持ち続けることが大切。神様は見捨てない」とエールを送った。渡辺さんは「心に残る思い出の行事になりました。何度でも起き上がり、前に進んでいく」と涙を浮かべ謝辞を述べた。
 次に、全校生徒が顔を合わせるのは来年3月1日に須賀川市で行われる卒業式。宮城県の大学に進学予定の渡辺さんは「仲間と支え合い、残りの学校生活を大切に過ごしていく」と晴れやかな表情を浮かべた。

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