東日本大震災アーカイブ

市町間で処理に差 本県沿岸震災がれき

 東日本大震災で発生した本県沿岸部のがれきの処理率は8・5%に上昇したものの、市町間で進み具合に差が出始めている。環境省が8日発表した調査結果で分かった。いわき、新地、広野各市町は2月20日時点と比べて伸びた一方、南相馬、相馬両市は仮置き場の設置や水を含んだ堆積土の分別処理が難航するなどしてほとんど進んでいない。全体の処理率は岩手、宮城両県と比べて依然低い。