東日本大震災

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西郷村、証言集を発刊 大震災語り継ぐ

西郷村が発刊した「東日本大震災3・11の記憶」

 西郷村はこのほど、東日本大震災を経験した村民ら500人の声を収録した証言集「東日本大震災3・11の記憶」を発刊した。
 村は大震災を語り継ぐことが体験した者の責任と判断。震災を振り返ることで防災意識を高めることもできるとして平成23年5月に編さんを始めた。職員と役場OBが作業を担当した。
 500人の内訳は体験記を記した人が100人、聞き取りに応じた人が400人。体験記は小中学生、教職員のほか浪江町から施設ごと村内の総合福祉施設・太陽の国に避難してきた浪江ひまわり荘職員らに依頼した。聞き取りは村民や隣接市町村の住民、村内への避難者などに対して実施した。
 体験記の中には大震災発生時の小中学校でのパニックを記したものや、故郷を離れざるを得なかった悲しみをつづった転校生の文章も。聞き取り調査では村民3人を含む13人が犠牲になった白河市葉ノ木平の地滑りを「山はピョンと飛ぶように崩れた」とする生々しい証言も寄せられた。
 A4判300ページ。6500部制作し、約5300の村内全世帯に配布した。県内全市町村と県内公共機関、報道機関などにも配布する予定。問い合わせは住民生活課 電話0248(25)2197へ。
 大震災での西郷村の被害は死者3人、全壊40戸、大規模半壊59戸、半壊206戸などとなっている。

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