東日本大震災アーカイブ

災害公営住宅は中高層の集合型 二本松市構想

 二本松市は、東京電力福島第一原発事故で全町避難している浪江町から協力要請があった450戸の県営の災害公営住宅建設について、4、5階建ての中高層の集合住宅とし、間取りは2LDKか3LDKを想定している。10日、市役所で開かれた6月定例議会一般質問で構想を示した。
 市によると、県が今年度中に用地を取得・造成し、建設に向けた設計に入る。26年度に着工し、27年度の早い時期の入居を目指す。県営住宅のため、浪江町民以外の避難者の入居も想定される。
 市は可能な限り、建設場所を集約させる方針で、公有地、民有地を問わず用地確保を順次、進める。市が選定した用地を県が買い上げる予定。今後、国、県、市、町の4者で協議して計画を詰める。