東日本大震災

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小高で3年ぶり文化祭 市街地ににぎわい

富くじ入りの投げ餅に手を伸ばす来場者=26日、南相馬市小高区・駅前通り

 東日本大震災後初めてとなる南相馬市の小高区復興文化祭は26日、区内の小高駅前通りなどを会場に始まった。東京電力福島第一原発事故で全域が避難区域にある同区の会場に避難先などから多くの市民が集い、久しぶりのにぎわいを見せた。27日まで。
 小高商工会やJAそうま、市などでつくる執行委員会の主催。文化祭は旧小高町時代から、半世紀以上にわたり地域住民に親しまれてきた。原発事故後は開催を見合わせてきたが、避難区域の再編で市街地の立ち入りが自由になった。さらに、一部公共施設の除染が進み、各地に避難する住民に再会する機会を設けようと3年ぶりに開いた。
 多くの市民に参加してもらおうと市内の各仮設住宅と文化祭の会場を結ぶ無料の臨時バスを運行した。
 メーン会場の駅前通りには多くの露店が並んだ。景品が当たる富くじ入り投げ餅が始まると、来場者がいっぱいに手を伸ばして歓声を上げた。同区の行政区対抗輪投げ大会や浪江町出身の民謡歌手原田直之ショーなどで盛り上がった。
 小高区塚原から同市原町区に避難している今野由喜さん(63)は「小高の市街地にこんなに人が集まるとは感無量。住民同士の連帯感を生む起爆剤になれば」と期待を込めていた。

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