新地町は4日、和歌山県みなべ町と災害時の相互応援に関する協定を締結した。新地町が他自治体と単独で防災応援協定を交わすのは初めて。
東日本大震災後、津波で被災した新地町がみなべ町から応援職員の派遣を受けている縁で締結した。沿岸部のみなべ町は南海トラフ巨大地震などで津波被災が懸念され、遠隔地との相互応援態勢構築を進めている。
震災発生から1000日に合わせ、調印式が新地町役場で行われた。新地の加藤憲郎町長、みなべの小谷芳正町長が協定書に署名、調印した。
加藤町長が「互いの町の安全・安心につなげ、新たな住民の交流が生まれることを期待したい」とあいさつした。小谷町長は「職員派遣や住民交流などを通して防災対応のノウハウを習得し、災害への備えを進めたい」と述べた。目黒静雄新地町議会議長が祝辞を述べた。
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