東日本大震災

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復興へ囲碁の絆 福島で東北六県交流大会

本県チームのメンバーとして対局する(左から)藤沢二段と宮崎七段

 東日本大震災からの復興を支援する囲碁イベント「東北六県タケフの絆・こころの碁交流大会」は1、2の両日、福島市の民報ビルで開かれている。福島大の囲碁講義講師で浪江町ゆかりの宮崎龍太郎七段、今年創設された会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦で優勝した郡山市ゆかりの藤沢里菜二段ら16人の人気プロ棋士が参加し、被災地の仲間と交流を深めている。
 日本棋院の主催、日本棋院県支部連合会の主管、福島民報社、山形新聞社、山形放送、河北新報社、岩手日報社、秋田魁新報社、東奥日報社の共催、県、福島市などの後援、宝酒造の協賛。昨年の岩手開催に次いで2回目。イベント名にある「タケフ」とは、離れている石を確実につなげる囲碁の棋法で、切れない結び付きや連携をイメージしている。
 初日は東北6県プロ・アマ団体対抗戦が行われた。県別に9人でチームを編成。このうち2人はプロ棋士で、宮崎七段と藤沢二段が入った本県チームは1回戦で山形県と対戦し、3勝6敗で敗れた。
 このほか東北6県・県本部・県支部連合会役員対抗戦とクラス別囲碁大会が開かれた。役員対抗戦で本県は岩手に勝ち、山形に敗れた。プロ棋士による指導碁会もあり、NHKのテレビ囲碁番組でおなじみの水間俊文七段らが四面打ちで模範を示した。
 開会式では約300人の参加者が震災犠牲者に黙とうをささげた後、和田紀夫日本棋院理事長が「囲碁の絆をつくる力が復興の一助になることを願う」とあいさつした。阿部光裕日本棋院県支部連合会長、村田文雄副知事が謝意を表した。
 夜は福島グリーンパレスで交流会が開かれた。平野則一日本棋院常務理事、小林香福島市長に続き、高橋雅行福島民報社社長が「プロとアマが気持ちを一つに囲碁に打ち込む姿は、復興の大きな力となる」とあいさつした。
 2日は団体対抗戦、指導碁会のほか、午前10時30分から大盤解説会が開かれる。解説者は石田秀芳24世本因坊、聞き手は万波奈穂三段。大盤解説会は申し込み不要で誰でも聴講できる。
 参加棋士と、団体対抗戦のプロを除く本県チームメンバーは次の通り。
 ▽審判長=工藤紀夫九段▽大盤解説者=石田秀芳二十四世本因坊▽解説聞き手=万波奈穂三段▽日本棋院常務理事=平野則一・五段▽本県チーム=宮崎龍太郎七段、藤沢里菜二段▽山形チーム=マイケル・レドモンド九段、小松英子四段▽宮城チーム=武宮陽光五段、風間隼二段▽岩手チーム=河野光樹八段、外柳是聞初段▽秋田チーム=水間俊文七段、加藤啓子六段▽青森チーム=黒滝正憲七段、黒滝正樹六段
 ◇本県チーム=宮腰典明六段、佐藤真一・六段、秋月保人六段、鳴海晴康六段、国分黎三段、杉田瑞紀四段、宮腰万里衣六段

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