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衰弱の60代女性を救助 南相馬で新聞販売店員が通報

 南相馬市鹿島区にある津波被災者の災害公営住宅で15日、一人暮らしの60代女性が衰弱した状態で倒れているのが見つかり、市内の病院に運ばれた。同区の鹿島新聞販売センターの従業員が異変に気付き、関係機関に連絡したことで一命を取り留めた。
 関係者によると、女性宅に約5日間分の新聞がたまっていた上、換気扇が回りっ放しになっていたため、センター側から行政区長に連絡した。区長から通報を受けた市職員、南相馬署員が部屋を確認したところ、女性が衰弱した状態で倒れていた。女性は動けず、食事も数日間取った形跡がなかったことから、発見が遅れれば危険な状態だったとみられる。同署によると、今のところ、女性の命に別条はないという。
 福島民報社と福島民報を扱う新聞販売店でつくる福島民報会は高齢者や地域の見守りをする「思いやり ひと声運動」を展開しており、県警本部と「安全・安心に関する覚書」を締結している。センターは福島民報などを配達しており、南相馬市と「安心見守りネットワーク」協定を結んでいる。
 市健康福祉部の佐藤淳部長は「発見が早くて良かった。今後も行政、地域が連携し孤独死を防ぐ体制を取っていきたい」と話した。

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