東日本大震災アーカイブ

富岡町に50万円 応援ソング基金実行委 CD販売の益金

宮本町長(左端)に寄付金を手渡す小峰本部長(左から2人目)、普天間さん(同3人目)、大沼副部長(同4人目)

 富岡町復興応援ソング「桜舞う町で」のCD販売の収益金による基金を運営している実行委員会は5日、町に対し、基金から50万円を寄贈した。
 「桜舞う町で」は、郡山市にある町生活復興支援センター(おだがいさまセンター)とラジオ福島などが企画して誕生した。町名物・夜の森地区の桜並木を題材にしており、東京電力福島第一原発事故で避難している町民から寄せられた古里への思いを基に、歌手普天間かおりさんが作詞し、歌を担当した。3月からCD化されて一般に販売されている。
 ラジオ福島、福島民報社、山佐、クオラスの各社でつくる実行委員会は、販売額や、カラオケなどの著作権料などから必要経費を除いた全額を、桜並木を後世に引き継ぐための資金として基金に積み立ててきた。
 寄贈式は5日、郡山市の町役場郡山事務所で行われ、ラジオ福島の小峰俊一放送本部長が宮本皓一町長に寄付金を手渡した。普天間さん、福島民報社の鈴木俊哉郡山本社総括本部長、山佐の大沼隆之広告宣伝部副部長、クオラスの大宮伸之第6営業局長が立ち会った。