本県との交流や復興推進に取り組む沖縄県の団体「福島・沖縄絆プロジェクト」から大熊町に贈られたヒマワリの種まきは13日、町内の復興拠点・大川原地区の畑で繰り広げられた。
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、支援と交流のために福島県内で育てたヒマワリの種を冬に沖縄県で咲かせ、採れた種を再び大熊町などに届けている。
作業にはプロジェクトの橋渡しで2月に沖縄県を訪れた町民やボランティア約40人が参加し、約40アールに約一時間かけて丁寧にまいた。根本友子町農業委員会長(68)は「沖縄の方が夏にヒマワリを見に来ると聞いている。きれいな花を楽しめるように大切に育てたい」と話していた。
■活動報告で来社 鈴木副理事長ら
福島・沖縄絆プロジェクトの鈴木伸章副理事長(いわき市出身、沖縄県浦添市在住)は13日、福島民報社を訪れ、高橋雅行社長と懇談した。
鈴木副理事長は「沖縄では福島に贈るヒマワリを栽培する活動が広がりを見せ、福島との交流が深まっている。来年も種を届ける」と語った。
渡辺篤太郎福島・沖縄絆プロジェクト福島担当理事、元浦添市職員の新崎寛治さんと前田朝治さんが一緒に訪れた。
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