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春季県大会から有観客 県高野連決定 支部予選は無観客

2021.04.21 22:46

 県高野連は20日、郡山市のユラックス熱海で2021(令和3)年度の第1回理事会を開き、春季東北地区県大会の支部予選を新型コロナウイルス感染防止のため無観客開催とし、5月の県大会から入場制限を設けた上で有観客で開催することを正式に決めた。


■夏の福島大会7月7日開幕

 全6支部で24日に開幕する予選は、昨秋までと同様に控え部員と保護者2人の入場を認める。試合終了時の整列と校歌斉唱を可能とする。新型コロナの影響で試合を欠場した場合は、不戦敗の扱いとなる。

 5月15日開幕の県大会からはメガホン、太鼓(1台のみ)を使った応援、横断幕の掲示を認める。応援団やチアリーダーの入場も可能だが、声を出しての応援はできない。観客には氏名、住所、連絡先の提出を義務付ける。入場者数の上限は会場となる3球場の収容人数などを踏まえ、5月7日の抽選会で決める。開会式は行わない。

 今季の大会日程を決めた。夏の甲子園出場を懸けた第103回全国選手権福島大会は7月7日から、いわきグリーンスタジアムをメイン会場に開催する。運営方法は春季大会の様子や新型コロナの感染状況を見て判断する。

 タイブレークは延長十二回終了時に同点の場合、十三回から無死一、二塁で始める。対象外だった決勝も、今春から全ての大会で適用する。1週間で500球以内の投球数制限を設ける。

 限られた日程の中に休養日を盛り込むため、春季東北大会は今年から従来より4校減の14校で開催される。各県2校に加え、開催県と次年度開催県に1枠ずつ与えられる。次年度開催は県内のため、今春は本県に3枠が与えられる。選抜大会出場が懸かる秋季東北大会は、通常通り各県3校の計18校で争う。

 理事会では日本高野連の育成功労賞に、県内公立校の指導者を37年務め、相馬東などの監督を歴任した酒井良雄氏(65)を推薦した。県高野連審判員感謝状の受賞者も選んだ。

 受賞者は次の通り。

 三瓶智恵、吉川由起、深谷光男、小坂井孝博


■新理事長に木村氏

 役員改選で新理事長に副理事長の木村保氏(福島商高教諭)を選んだ。任期は2年。4期7年にわたり理事長を務めた小針淳氏(福島高教諭)は顧問に就いた。

 木村氏は昨年3月まで磐城の監督を務めた。磐城が21世紀枠で出場予定だった昨春の選抜大会は新型コロナの影響で中止となった。しかし、福島商に異動した後の8月に開かれた「2020年甲子園高校野球交流試合」に磐城が招待され、試合前に特例で前監督としてノッカーを務めた。