日本中央競馬会(JRA)の令和4年度の新規騎手免許試験に合格し福島県出身5人目の現役ジョッキーとなった福島市出身の土田真翔(まなと)騎手(18)=美浦・尾形=が5日の中山競馬でデビューする。3日の出馬投票で騎乗馬が決まった。5日は3頭、6日も3頭に騎乗する。
初騎乗は5日中山1R3歳牝未勝利(1800メートルダート・16頭)のノーブルグレイシャになる。騎乗馬6頭中、5頭を所属の尾形厩舎が準備した。「先生には感謝の気持ちしかない」と土田騎手。「騎手に合格してからデビューが近づくにつれて緊張が高まって、最初のゲートに入るまでは大変だと思うが、レースになれば夢中で緊張を感じなくなると思う」と前向きに語る。有力なのは尾形厩舎が送り出す5日5R3歳未勝利(1600メートル芝・16頭)のネネ。前走3着で「いい内容だった。状態もいいし何とか期待に応えたい」と闘志を燃やす。「夢に見た舞台に立てるのはうれしい。実戦のスピードに慣れることが課題。レースの流れや位置取りなど経験してみないとわからないと思う。同期の中で最初に結果が出せるように頑張りたい」と夢を膨らませている。