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いわきFC後半に勢い 有田、気迫の2発 運動量豊富 プロの意地 福島民報杯サッカー 天皇杯予選福島県選手権

2022.04.25 10:20
【いわきFC―いわき古河FC】前半15分、先制点を決めるいわきFCのFW有田(左)

▽準決勝 いわきFC 5-1 いわき古河FC

 今季からJ3で戦ういわきFCが決勝の切符を手にした。だが、村主博正監督は「いわきFCらしさが出せない場面があった。まだまだ足りない」と厳しい口調だった。

 前半15分、公式戦では初の先発出場となったFW有田稜がMF永井颯太のクロスに合わせ、先制点を決めた。その後も追加点を奪うが、横や後方への消極的なパスが目立った。

 ハーフタイムに村主監督が「やりたいことが何も伝わってこない」と声を荒らげた。前線にボールを送りゴールに迫る攻撃サッカーを展開しようとハッパをかけた。後半8分に有田がネットを揺らし、チームを勢いづけた。最後までピッチを躍動する豊富な運動量とフィジカルの強さでプロの意地を見せた。

 福島Uとは5月4日のリーグ戦と8日の決勝で対戦する。2月の練習試合では勝利したが、福島Uはリーグ開幕以降負けなしと好調を維持する。有田は「毎日の練習を大切にサポーターとともに勝利をつかむ」と闘志を燃やした。


■古巣と戦い「いい収穫」 いわき古河・向山

 1得点したいわき古河FCのFW向山風也は悔しい結果と受け止めながらも「古巣と戦えて楽しかった」と満足そうに話した。いわきFCが本格始動した2016(平成28)年から1年間プレーした。攻守の切り替えの速さや球際の強さに圧倒されたといい、「敗れはしたが、いい収穫になった」と語った。