4日に福島県郡山市のヨーク開成山スタジアム(開成山野球場)で行われた東都大学野球一部の秋季リーグ開幕戦第2戦には、大勢の野球ファンが訪れ、熱戦を見届けた。地元の高校生は楽器演奏で選手を後押しした。
約1万人の観客が訪れ、息詰まる熱戦を繰り広げる選手に大きな拍手を送った。郡山市の富田エンゼルスで捕手を務める本宮市の本宮小5年の佐藤佑咲(ゆうさく)君(11)は大学野球の迫力に圧倒されたという。「送球が正確で驚いた。自分も投げられるようになりたい」と目を輝かせた。郡山市の会社員後藤力也さん(27)は「地元で東都大学野球を見る日が来るとは。レベルが高く、見てて楽しい」と満喫していた。
郡山市の日大東北高吹奏楽部は日大の応援に駆けつけ、演奏を披露した。日大から依頼を受け、新たに練習した「恋のフーガ」と「クラウドメアリー」など計六曲を奏でた。大河原千尋部長(17)は「息を合わせ、高校生らしく明るく元気に吹けた。選手を元気づけられたらうれしい」と笑顔で汗を拭った。