プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)で楽天から4位指名された東農大北海道オホーツクの伊藤茉央投手(21)=喜多方高出身=、巨人から5位指名された西濃運輸の船迫大雅投手(26)=聖光学院高、東日本国際大出身=は2日、球団スカウトからそれぞれ指名あいさつを受けた。
■「開幕1軍目指す」 楽天4位・伊藤投手(喜多方高出身)
伊藤投手は東京都の東京農業大で、楽天の後関昌彦スカウト部長と担当スカウトの益田大介さんから指名あいさつを受け「自分のスタイルを前面に出し、開幕1軍を目指す」と決意を新たにした。
益田さんは伊藤投手を「左、右を問わず打者の内角を攻める強気の投球が最大の魅力」と評価し、「球団にはいないタイプで、自分のスタイルを貫いてほしい」と期待した。
伊藤投手は憧れの選手に田中将大投手を挙げ、「練習の取り組み方やメンタルのコントロール法を聞いてみたい」と声を弾ませた。喜多方市民や福島県民に向けて「勇気や元気を与えられるプレーをしたい」と誓った。
東農大北海道オホーツクの三垣勝巳監督らが同席した。
■「1年目から活躍」 巨人5位・船迫投手(東日大出身)
船迫投手は岐阜県大垣市の西濃運輸で指名あいさつを受けた。「チームの戦力になれるよう頑張る」と意気込みを語った。
巨人の木佐貫洋担当スカウトが訪れた。木佐貫スカウトは「26歳ということもあり、1年目から即戦力として期待している。大舞台の経験が豊富なので、来年の優勝に貢献してもらえると思う」と激励した。
船迫投手は「あいさつを受け、より実感が湧いてきた。1年目から活躍したい」とコメントした。