来春の第95回記念選抜高校野球大会(センバツ)の21世紀枠福島県推薦校に選ばれた田村高の表彰式は29日、三春町の同校で行われた。
県高野連の松浦冬樹会長(福島商高校長)が田村高の石川蓮也主将(2年)に賞状を手渡し、「来シーズンに向け、これまでの努力に一層磨きをかけてほしい」と激励した。石川主将は「ピンチを笑顔で乗り切れるチームになれるよう頑張りたい」と誓った。尾形幸男校長、大友研也監督が立ち会った。
田村高は近年、好成績を収めており、地元の三春町をはじめ少子化の進む地域や公立校に好影響を与えている。少年野球チームを対象にした野球教室を開いたり、清掃ボランティアなどに取り組んだりしている。秋季県大会は3位となり東北大会に進んだ。
21世紀枠は、12月9日に東北地区の推薦校1校が決まり、来年1月27日に全国9地区から3校のセンバツ出場校が選出される。