25日に京都市で開かれる全国高校駅伝競走大会に福島県代表として男女で出場する学法石川は17日、石川町の石川中グラウンドで練習を公開した。選手は約1時間のジョグなどで汗を流し、都大路に向けて順調な仕上がりを見せた。
男子は昨年8位だった。主将薄根大河、大湊柊翔、小田切幹太、山崎一吹の都大路経験者の3年生を中心に調子を上げている。5000メートルは大湊と山崎が13分台で、チーム平均も全国トップクラスだ。
主力選手は体力温存のために、12月上旬の競技会の5000メートルを欠場した。選手同士で個人の記録よりも、都大路でのチームの勝利を優先しようと話し合ったからだ。薄根は「個人のコンディションが非常に良い。過去最高順位の3位以内を目指す」と意気込む。
女子は昨年、2大会連続の入賞を目指したが15位に沈んだ。悔しさをばねに、3年生が中心となり練習に励んできた。
3000メートルの自己記録で4人が9分30秒を切るなど全国上位の平均タイムを誇る。エース岩崎麻知子(3年)は今月3日の日体大長距離競技会で9分18秒79をマークし、自己記録を約6秒更新した。主将の佐藤瑠香(同)は「助け合いながら練習してきた。全員で都大路を走り抜けたい」と力を込めた。
松田和宏監督は「男女とも前半の区間が大事になってくる」と述べた。選手らは19日に京都市入りする。