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ストライカー大槻選手が決勝点 全日本高校女子サッカーで初戦突破の尚志(福島) 目標の4強へ好発進

2022.12.31 09:15
【尚志―開志学園】決勝点を挙げ、仲間と抱き合って喜ぶ大槻選手(右から3人目)
【尚志―開志学園】後半36分、相手GKをかわし、決勝点を挙げた大槻選手

 神戸市で30日に行われた全日本高校女子サッカー選手権1回戦で、初出場の東北第2代表の尚志(福島県郡山市)を勝利に導いたのはエースストライカーの大槻美生選手(3年)=同県いわき市出身=だった。同点で迎えた後半36分に決勝点。「少ないチャンスを生かし、得点を決めることができた」。駆け寄ってきた仲間と抱き合い、喜びを爆発させた。

 選手権東北大会の準決勝、決勝ではアシストは記録したが、得点できなかった。この日も突破力のあるドリブルで何度も好機を演出したが、ゴールを決められずにいた。後半残り4分、大光望結選手(3年)が出したボールに走り込んだ。「絶対に決めてやる」とキーパーをかわしてネットを揺らした。

 男子サッカー部に続いて初戦を突破し、目標の4強に向けて好スタートを切った。松本克典監督は「福島の皆さんに、勝って希望や夢、熱い思いを伝えたい」と力を込めた。次戦は強豪の十文字(東京)と対戦する。大槻選手は「攻め込まれても粘り強く守り、仲間とともに上を目指す」と、新たな歴史を刻むため力強く誓った。