サッカーＪ３の福島ユナイテッドＦＣ（福島Ｕ）は１１日、福島県伊達市フットボール場で今季の初練習を行い、新体制をスタートさせた。２年目となる服部年宏監督（４９）が率いるチームの選手らがＪ２昇格への決意を新たにした。
新加入を含む選手とコーチ、スタッフが顔をそろえた。ストレッチの後、動きながらのトラップやヘディング練習などで体を温めた。名前を呼びながらのパス回しを行い、和やかな雰囲気で約２時間の練習を終えた。
ＧＫ山本海人選手（３７）は１８チーム中１１位となった昨季の結果に「後半はサポーターに失礼な試合だった。泥臭く、一生懸命に戦う姿を示す」と表情を引き締めた。
今季加入の選手も意気込みを示した。Ｊ１、Ｊ２で結果を残し、Ｊ２ファジアーノ岡山から加入したＭＦ宮崎智彦選手（３６）は「若い選手に自分から声をかけ、プレーで引っ張っていきたい。１試合でも多く出場し、チームの勝利に貢献する」と誓った。Ｊ１湘南ベルマーレから加入の古林将太選手（３１）は「サイドからのクロス、ドリブルの仕掛けを見てほしい。精神的な支柱になりたい」と言葉に力を込めた。
今後も県内で練習を重ね、１月３０日からは静岡県でのキャンプトレーニングに臨む。３月４日か５日に敵地で行われるＦＣ今治戦で開幕を迎える。