第41回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会は15日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極総合運動公園陸上競技場)をスタート・フィニッシュとする9区間42・195キロで開かれる。スタートは午後0時30分。14日、市内で監督会議が開かれ、福島県のオーダーが【表】の通り決まった。
レースの流れをつくる1区は金沢佳子(東北福祉大4年、福島明成高出身)が走る。2区は昨年12月の全国高校駅伝で11人抜きの快走を見せた平尾暁絵(学法石川高3年)、3区は同12月の全国中学駅伝で最優秀選手賞に輝いた湯田和未(若松一中3年)に託す。
中盤の4区には昨年の東日本女子駅伝で6区3位だった山田桃子(学法石川高2年)が配置された。5区は伊東舞莉彩(郡山女大付高3年)、6区は大河原萌花(名城大1年、学法石川高出身)、7区は岩崎麻知子(学法石川高3年)が粘りの走りでチームをもり立てる。
8区は昨年の第40回大会で順位を四つ上げ、16年ぶりの入賞に貢献した木戸望乃実(石川中3年)、最長区間9区のアンカーは渡辺唯(しまむら、田村高出身)が務める。強豪ひしめく1区、9区で上位に食らいつき、中学、高校生勢が大舞台で若い力を発揮できるかが2年連続入賞の鍵となりそうだ。
福島県チームには福島陸協の強化育成選手として岩橋菜乃(猪苗代中2年)が同行している。
■「2年連続入賞目指す」渡部監督
渡部裕也監督(若松二中教)は「レベルの高い中高生を軸に、大学生と社会人の安定感のある走りで2年連続の入賞を目指す」と目標を示した。例年よりも皆で同じ練習メニューをこなす時間を増やし、団結力を高めた。実力は十分とし、「福島のユニホームを着ることに誇りを持ち、走る楽しさを感じてほしい」とエールを送った。
■好調5区伊東 上り坂で勝負 「感謝伝える走りを」
初出場で5区を託された伊東舞莉彩(郡山女大付高3年)は「得意の上り坂で順位を上げたい」と意気込む。昨年11月の市町村対抗県縦断駅伝競走大会(ふくしま駅伝)で区間賞。駅伝チームの合宿中に3000メートルを走り、自己記録を更新するなど調子は上向きだ。「支えてくれている方々のおかげ。感謝を伝える走りをしたい」と誓った。
■アンカー渡辺「勢いに乗って」 出場4度目で初主将
初の主将としてアンカーを務める渡辺唯(しまむら、田村高出身)は「頼もしい仲間とともに勢いに乗って走り抜きたい」と語った。今回が4度目の出場。最長距離の10キロを意識したペース配分で練習を重ねてきた。「これまで先輩の姿に憧れがあった。今回は自分が後輩に勇気を与える走りを見せて2年連続の入賞を目指す」と力強く誓った。
■佐藤が県旗旗手 開会式
開会式は14日、京都市の京都市体育館で行われた。本県チームは佐藤瑠香(学法石川高3年)が県旗の旗手を務め、堂々と行進した。