福島復興サイクルロードレースシリーズ2023「ツール・ド・ふたば」は最終日の16日、東日本大震災・原子力災害伝承館(福島県双葉町)をスタート、大熊町役場本庁舎をゴールに13・5キロのロードレースを繰り広げた。高校生の部は舟木玲王選手(学法石川3年)が22分57秒で優勝した。男子A(29歳以下)は金子文椰選手(千葉県)が22分59秒で制した。
男子B(30代)は鬼沢和哉選手(茨城県)が23分53秒、男子C(40代)は前川大輔選手(宮城県)が23分57秒で頂点に立った。男子D(50代)は長尾幸則選手(矢吹町)が23分53秒、男子E(60代以上)は佐久間成隆選手(国見町)が25分40秒で栄冠を手にした。
福島民報社と県自転車競技連盟、県サイクリング協会、一般社団法人みんぽうスポーツ・文化コミッションの主催。全国のサイクリストが特定復興再生拠点区域(復興拠点)の避難指示解除で通行可能となった大熊、双葉両町の国道6号を駆け抜け、被災地に元気を届けた。
■福島日産が電動「ウィル」披露
大会を特別協賛した福島日産自動車は、表彰式会場の大熊町交流施設linkる大熊にブースを出展し、最先端技術を発信した。
福島県内で初めて取り扱いを始めた電動乗り物「WHILL(ウィル)」を並べた。新しい移動手段として活用できる三つの車種を展示した。子どもたちが試乗し、近距離移動に適した乗り物の魅力を体感した。