福島県郡山市の尚志高サッカー部男子は29日、北海道旭川市で全国高校総体(インターハイ)初戦に挑む。高校生年代最高峰「高円宮杯JFA U―18プレミアリーグ」で東地区12チーム中3位につける。「全員が一丸となり、絶対に優勝する」と北の大地で初の日本一をつかむ覚悟だ。
4年ぶりに参戦中のプレミアリーグは折り返しの第11節を終え、6勝3分け2敗の勝ち点21。1試合平均2・27得点、0・91失点と安定した戦いぶりを見せている。仲村浩二監督(51)は「攻められる時間が長い中でも失点を抑え、1点を取れている。粘り強く戦えている点で成長している」と選手を評価する。
インターハイ出場は13大会連続15度目。2019(令和元)年に最高の3位となったが、過去2年はいずれもPK戦の末に初戦で敗れた。指揮官は「守備陣は予測と想像力、攻撃陣は集中力を大事にプレーしてほしい」と期待する。
U―19日本代表のMF神田拓人は「試合中も寮でも選手間で課題を話し合い、団結して戦えている」とチームの強みを挙げる。「インターハイとプレミアリーグ、全国高校選手権の3冠達成に向け、最初のタイトルを必ず取る」と意気込んだ。