コロナ禍で中断していた大相撲玉ノ井部屋の相馬夏合宿の土俵開きは2日、4年ぶりに福島県相馬市岩子の岩子相撲道場で行われた。力士が地域の支援に感謝し、鍛錬を誓った。
元大関栃東の玉ノ井親方や力士、市後援会の関係者らが出席した。神事で稽古の無事を祈願した後、玉ノ井親方や後援会の立谷一郎会長、立谷秀清市長らが玉串をささげた。
立谷会長は「海風を感じながら、一生懸命に稽古してほしい」と激励し、立谷市長が歓迎の言葉を述べた。玉ノ井親方は「4年ぶりの合宿を楽しみにしていた。市民との触れ合いを力に変えたい」と謝辞を述べた。
同日夜には市内で激励会が開かれた。
夏合宿は19日までの日程で行われ、力士約20人が稽古を積む。期間中、力士が盆踊り大会やソフトボール大会などに参加し、住民と交流する。