野球のU―18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)に日本代表として出場した聖光学院高の高中一樹(3年)の報告会は12日、福島県伊達市の同校礼拝堂で開かれた。
高中は決勝の台湾戦でスクイズを成功させたほか、大会を通じて7打数3安打の活躍を見せた。報告会には日本代表のユニホームを着て入場し、全校生徒約600人の大きな拍手で迎えられた。新井秀理事長兼校長が「レベルの高い選手と共に戦ったのは貴重な経験になっただろう」と活躍をたたえた。
高中は卒業後に大学に進学し、プロを目指す考えだ。試合に出られず悔しい思いをしたと明かしつつ、「優勝できたのは支えてくれた人々のおかげ。自分の未熟さを知ることもできた」と充実感を示した。
報告会終了後、同校野球部の斎藤智也監督は報道陣の取材に、「チャンスをものにしてくれてうれしい。本校から世界一の選手が出たことを誇りに思う」と喜んだ。