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高校バスケ県予選会 女子決勝は福島東稜VS帝京安積 男子は福島東稜と帝京安積が全国切符

2023.10.31 10:00
【帝京安積─日大東北】相手ディフェンスに苦戦しながらもシュートを打ち続ける帝京安積の菅野陸
【福島東稜─郡山商】果敢にゴール下へ攻め込み、シュートを決める福島東稜の村上(左)

 第60回県高校バスケットボール選手権大会兼第76回全国高校バスケットボール選手権大会県予選会第3日は30日、福島市のあづま総合体育館で男子の決勝リーグ4試合と女子の準決勝2試合、シード順位決定戦を行った。男子は福島東稜と帝京安積が2勝し、全国大会(ウインターカップ)の出場を決めた。女子は福島東稜と帝京安積が決勝に進出した。

 全国大会には例年、優勝校が出場しているが、男子は今年、6月の東北高校男女バスケットボール選手権大会兼NHK杯大会で福島県のチームが優勝したため、ウインターカップの東北ブロック枠を獲得。福島県から上位2チームが全国大会に出場することになった。

 女子のシード順位決定戦では郡山商が福島西に勝利した。

 11月4日に男子の決勝リーグの2試合、5日に女子の決勝をあづま総合体育館で行う。男子の優勝と準優勝チーム、女子の優勝チームは12月23日に東京都で開幕する全国大会に出場する。


◇男子▽決勝リーグ

福島東稜89-79日大東北

帝京安積84-61FSG開志

福島東稜121-81FSG開志

帝京安積71-70日大東北


◇女子▽準決勝

福島東稜100-73郡山商

帝京安積70-53福島西

▽シード順位決定戦

郡山商75-72福島西


■男子決勝リーグ 福島東稜 高い攻撃力で圧倒 帝京安積 接戦で気迫の守り ともに2勝

 男子は福島東稜と帝京安積が2勝し、決勝リーグの最終戦を残して全国大会出場を決めた。

 決勝リーグでは、福島東稜は粘りを見せる日大東北に対して序盤から安定した試合運びを見せ、89-79で下した。FSG開志との2戦目も高い攻撃力で第3クオーター以降に突き放すなど121-81と圧倒し、2年ぶりの全国出場を決めた。

 帝京安積は1戦目のFSG開志との試合を84-61で制した。2戦目の日大東北戦ではリードを奪い合うシーソーゲームを展開。終盤になっても拮抗(きっこう)したが、残り3分弱でフリースローで逆転すると、1点差を守る気迫のディフェンスで見事に全国大会への切符を手にした。水野優斗監督は「最後まで苦しい展開が続いたが、生徒たちならやってくれると信じていた」と奮闘をたたえた。


■女子福島東稜 安定した試合運び エース負傷交代はねのけ

 女子準決勝で郡山商に勝利した福島東稜は試合途中、エースの柴田美奈(3年)がけがで交代するアクシデントに見舞われた。だが、他のメンバーが安定した試合運びを見せた。得意のドライブから攻撃の起点となった村上玲衣(3年)は決勝に向け、「一人一人の強みを生かし、3年間の集大成を見せたい」と言葉に力を込めた。