サッカーJ1の京都サンガF.C.は10日、U―19日本代表で尚志高3年のMF安斎悠人(18)=福島市出身=の入団が内定したと発表した。安斎はクラブを通し、「伝統あるクラブでキャリアをスタートでき、とても光栄。1試合でも早く試合に出て、勝利に貢献する」と決意を示した。
安斎は176センチ、68キロ。福島市の南向台小、渡利中出身で、J3の福島ユナイテッドFC(福島U)U―15から尚志高に進んだ。
2018年度の第97回全国高校選手権で3位となった同校のパスサッカーに憧れて入学。ドリブルを武器に2年時からサイドハーフを主戦場に主力として活躍した。U―18、U―19と年代別日本代表でも経験を積んだ。12日に同校で記者会見する。
尚志高から直接J1クラブに入ったのは2019年(令和元)年度に卒業し、J1鹿島に入団した染野唯月(22)=現東京V=以来2人目。県内出身者では初めて。
県内の高校を卒業してJ1クラブと契約した例は聖光学院高から広島に進んだ茂木弘人らがいる。福島Uの下部組織出身者がJリーグクラブに入るのは、U―15から尚志高を経てJ2山形に入団した阿部要門(21)=福島市出身、現JFL・ラインメール青森=以来2人目となった。