パリ五輪自転車トラック男子のオムニアムとマディソンでそれぞれ6位に入賞した窪木一茂選手(35)=ブリヂストン、学法石川高出身=の報告会は7日、出身地の福島県古殿町の町公民館で開かれた。「応援のおかげで、町代表としてフランスで勝負できた」と感謝した。
窪木選手が登壇すると、会場は温かな拍手に包まれた。スクリーンに写真を映し、レース中や選手村での様子を伝えた。「メダルを持ち帰れず悔しい。上を目指し、古里に恩返しできるように挑戦していく」と決意を述べた。
報告会は町主催で約110人が出席した。岡部光徳町長が「多くの町民が応援していた。今後も選手としての活躍を期待したい」とたたえた。窪木選手は町職員から花束を手渡された。写真撮影やサインに応じ、訪れた町民らと楽しい時間を過ごした。
県庁では、内堀雅雄知事に出場報告した。母校の古殿中を訪れ、生徒と交流した。