安全のため、地方での展開、危険エリアへの侵入防止機能、夜間運用禁止を実施
地方の「交通空白」解消のために安全にこだわった電動モビリティを展開するBRJ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮内 秀明、以下「B R J」)は、9月1日より電動三輪モビリティシェアリングサービス『TOCKLE』の実証実験を高知県室戸市で開始しました。四国での『TOCKLE』の展開は、今回が初となります。
TOCKLE
『TOCKLE』の安全へのこだわり
1:都会ではなく、地方バスや鉄道は赤字や減便、さらに運転手不足で、「地方の足」は今、存亡の危機に立たされています。『TOCKLE』はこうした地方の「交通空白」の解消を目指しています。また地方は都会と比べ、交通量も少なく、道幅にも余裕があるため、安全に運用しやすいのも特徴です。地域の課題解決、そして安全という2つの理由から、『TOCKLE』は地方での展開を中心としています。
2:危険エリアへの侵入をジオフェンシング機能で防止
『TOCKLE』はGPS で走行エリアを検知し、特定のエリアに入ると車両をストップさせる安全システム「ジオフェンシング機能」を搭載しています。ジオフェンシングで設定する
「侵入禁止エリア」は、自治体がその地方の実情に応じて、柔軟に設定することができます。
3:夜間の運用を全面禁止
電動モビリティ業界では「夜間こそ稼ぎ時」が常識となっています。終電を逃した人たちが、長距離の帰宅に用いるためです。ですが、遅い時間帯だけに飲酒後に乗っている人々も少なからず存在しているのが、業界の実態です。利益より安全が重要なのは言うまでもありません。そこで『TOCKLE』は、どの地域でも夜間の運用を一切、行っていません。
室戸市での導入の背景
室戸市は四国で唯一「ユネスコ世界ジオパーク」に認定された地域で、「日本八景」に数えられた「室戸岬」をはじめとする景勝地や四国霊場八十八ヶ所の一つである最御崎寺などの観光資源が豊富です。
観光を重要な産業として定めている室戸市は、官民一体となった取り組みを進めています。その中で、課題も明らかになっています。室戸市観光基本構想では各地域の観光資源が点在していることにより、地域内の周遊が生まれていないことが挙げられています。例えば、観光拠点「海の駅とろむ」から市街地へのアクセスが不十分なため移動が制約され、観光客が市街地の店舗や宿泊施設を利用しにくく、経済効果が限定的になっていました。
そうした課題を解決するために『TOCKLE』を導入することで、観光客が巡る場所を増やし、地域経済が活性することを目指します。
実証実験概要
・実施期間
2025年9月1日(月)~2026年1月15日(木)
・有人レンタル
貸出時間 8:30-17:00 (※最終受付は16:00 )
料金:1時間:600円、3 時間:1,500円、5 時間:2,000円
貸出にあたり必要なもの:身分証明書
予約方法:「じゃらん」から事前予約、もしくは現地貸出場所で予約
貸出場所:室戸市観光協会(室戸岬園地休憩所)
・無人シェアリング
貸出時間:6時~20時
料金:1時間500円、以降1時間ごとに500円
貸出に必要なもの:身分証明書、クレジットカード、パスポートのいずれか
※ 事前にTOCKLEアプリのダウンロードが必要です
貸出場所:室戸ドルフィンセンター、室戸世界ジオパークセンター、室戸市役所
自治体での導入・検証実績(一部抜粋。京丹後市のみ法人レンタル)
導入済
・東京都立川市(2021年10月~)
・千葉県流山市(2022年8月~)
・福岡県福岡市(2024年7月~)
・京都府京丹後市(2024年11月~)(法人レンタル)
導入に向けた検証中
・山梨県甲府市(2025年9月~2026年1月)
・佐賀県佐賀市(2025年9月~2026年1月)
・千葉県大多喜町(2025年9月~2026年1月)
・茨城県日立市(2025年10月~2025年12月)
自治体の皆さまは下記よりお問い合わせください。
営業担当・自治体担当:亀谷
お問い合わせフォーム:https://www.brj.jp/contact
会社概要
社名:BRJ株式会社
代表取締役社長:宮内 秀明
本社:東京都港区北青山1-2-3 青山ビル12F
コーポレートサイト:https://www.brj.jp/
サービスサイト:https://tockle.jp/
『人と街に感謝される未来の公共交通を創る』をビジョンに掲げ、次世代モビリティのシェアリング事業、レンタル事業、そして地域交通ソリューション事業を展開しています。「安全」を第一に考え、自治体と密接に協力しながら、地方の「交通空白」解消に取り組んでいます。
社長の宮内は社会人としてのキャリアを物流トラックのドライバーとしてスタートしました。約10年にわたるトラックドライバー時代に、交通に携わる事業者が長年、朝礼や研修などを通じて、安全に対して真摯に向き合ってきたことを痛感してきました。このときの経験を活かし、『TOCKLE』の事業展開において安全を最重要視しています。
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