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津南醸造は、赤煉瓦酒造工場で開催された「清酒製造技術セミナー」で『スマート醸造』について発表をしました

2025.09.22 12:40
津南醸造株式会社
豪雪地・津南から世界へ。生成AIと醸造微生物研究が拓く日本酒の未来


第115回清酒製造技術セミナーが開催された赤煉瓦酒造工場(重要文化財 旧醸造試験所第一工場)の外観

津南醸造株式会社(本社:新潟県中魚沼郡津南町、代表取締役:鈴木健吾、以下「津南醸造」)は、2025年9月18日(木)・19日(金)に赤煉瓦酒造工場(重要文化財 旧醸造試験所第一工場)およびLIVE配信で開催された第115回清酒製造技術セミナー(主催:公益財団法人日本醸造協会)において、代表取締役の鈴木健吾が「生成AIと醸造微生物研究によるスマート醸造」をテーマに講演を行いました。
「スマート醸造」が目指す未来
講演では、津南でのテロワール日本酒のブランドを確立することなどを目指して行っている、生成AIと醸造微生物研究を融合し、さらに発酵データや香味分析を活用して最適な発酵条件を導き出す「スマート醸造」の最新事例を紹介しました。具体的には、
- AIによる温度・発酵速度のシミュレーションと品質最適化
- 酒粕の再利用や地域資源を活用したサーキュラーエコノミー
- 将来的な宇宙空間での発酵可能性

といった、津南醸造が手掛ける持続可能かつ先進的な酒造の取り組みとビジョンを共有しました。
「郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition」の試飲と高評価
セミナー初日の情報交換会では、津南醸造のプレミアム日本酒『郷(GO)GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition』がセミナーの参加者にふるまわれ、それぞれから意見をもらいました。このお酒は、
- 魚沼産コシヒカリを100%使用
- 豪雪期に限定醸造
- 低温長期発酵で丹念に仕上げ

というこだわりを持ち、華やかな香りと豊かな旨味が特徴です。国内外のコンテストでも多数受賞しており、海外展開も進めています。





津南醸造 代表取締役 鈴木健吾のコメント

津南醸造 代表取締役 鈴木健吾
「豪雪地・津南の自然条件と最先端の生成AI技術を掛け合わせることで、新しい清酒製造技術を開発しながら、日本酒の品質向上と持続可能な醸造の未来を切り拓いていきたいと考えています。今後は地域資源との連携を深め、国内外での展開を加速させていきます。」



第115回清酒製造技術セミナーについて
主催:公益財団法人日本醸造協会
日時:2025年9月18日(木)・19日(金)
会場:赤煉瓦酒造工場(重要文化財 旧醸造試験所第一工場)およびLIVE配信
テーマ:「データを活用した酒造り」「令和の多様な酒造り」

赤煉瓦酒造工場(重要文化財 旧醸造試験所第一工場)について
旧醸造試験所第一工場は、国による醸造技術の研究・発展を目指し、明治37年5月に創設された大蔵省醸造試験所の清酒醸造試験工場として設立されました。設計は、明治の3大建築家の1人である妻木頼黄(よりなか)です。当建物は、通称「赤煉瓦酒造工場」といい、ドイツのビール工場を手本に設計された明治期の貴重な煉瓦造り建造物であるとともに、産業遺産としても貴重とされています。
赤煉瓦酒造工場は、日本の酒造りの近代化と酒類産業の発展に貢献してきており、醸造試験所(現在の独立行政法人酒類総合研究所)の酒類研究の試験醸造、酒類醸造講習(人材養成)の実習工場として歴史を重ねてきました。平成26年12月、建築学上貴重であり、歴史的価値が高いことから文化財審議会で審議の上、国の重要文化財に指定されました。その後平成28年4月からは文化庁の所管となり、文化財保護法に基づき平成28年3月31日付文化庁告示第35号により公益財団法人日本醸造協会が管理団体の指定を受け管理をすることとなりました。

津南醸造について
津南醸造株式会社は、新潟県中魚沼郡津南町に本社を構える日本酒を生産する酒蔵です。日本有数の豪雪地帯に位置し、標高2,000m級の山々から湧き出る天然水を仕込み水として活用しています。地元産の酒米「五百万石」や「魚沼産コシヒカリ」を用いた酒造りは、自然との共生と革新を融合させたスタイルを特徴としています。2025年には、醸造技術を競う「越後流酒造技術選手権大会」において、新潟県知事賞(第1位)を受賞しました。

豪雪地にある津南醸造の酒蔵

雪解け水をベースにした仕込み水

伝統を尊重した酒造りの技術

津南醸造のWEBページ: https://tsunan-sake.com/
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