東日本大震災アーカイブ

松本防災相、南相馬を視察

県災害対策本部で記者団の質問に答える松本防災担当相=18日午後6時35分

 松本龍防災担当相は18日、桜井勝延南相馬市長の案内で東日本大震災の大津波で多くの犠牲者を出した同市原町区上渋佐の介護老人福祉施設「ヨッシーランド」をはじめ、市立総合病院、鹿島区の避難所「万葉ふれあいセンター」に足を運んだ。
 松本担当相は同センターで記者団の質問に答え、「被害の甚大さを感じた。私たちの責任でしっかりと支えていきたい。高齢者や要介護者を優先しながら避難所の厳しい状況を解消していく」と語った。
 桜井市長はガソリンや食料確保、病人搬送に国が責任を持つよう求めた。
 原発事故の早期収束や風評被害の防止などを求められた松本担当相は記者団に「未曽有の災害であり、復旧を自分の胸にしっかり刻む」と語った。