県は14日、野生鳥獣の肉の放射性物質検査の結果を発表した。イノシシ四点、キジ二点、ヤマドリ一点、カルガモ二点、マガモ一点を調べ、二本松、白河両市のイノシシ計二点で食品衛生法の暫定基準値(放射性セシウム一キロ当たり500ベクレル)を超えた。マガモは今回初めて検査した。
県は中通り、浜通りでイノシシの肉の自家消費を自粛するよう求めている。
■野生鳥獣の肉の放射性セシウム検査結果
【イノシシ】
二本松 819
白河 1,080
白河 139
相馬 388
【キジ】
喜多方 検出せず
(<12)
(<8.5)
南相馬 34.6
【ヤマドリ】
小野 47.0
【カルガモ】
いわき 84.3
いわき 57.6
【マガモ】
喜多方 検出せず
(<16)
(<14)
※単位は1キロ当たりのベクレル。数値は放射性セシウム134、137の合算値。「<」の右側の数値は検出下限値で、上がセシウム134、下がセシウム137。食品衛生法の暫定基準値は放射性セシウム(134、137の合算)500ベクレル。
(カテゴリー:福島第一原発事故)