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コメ出荷停止5例目 セシウム検出の保原の2地区

 伊達市保原町の一部のコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、政府は9日、原子力災害対策特別措置法に基づき、コメが収穫された同市保原町の富沢・高成田地区(旧富成村)、同市保原町柱田・所沢地区(旧柱沢村)の今年産米を出荷しないよう県に指示した。出荷停止指示は5例目。制限対象は3市7地域となった。
 対象は旧富成村が124戸、旧柱沢村が166戸。旧富成村は、1戸の1点で1240ベクレルが検出された。この農家の収量は17袋(30キロ入り)で、自家保有米と縁故米のため流通していない。旧柱沢村は1戸の1点で580ベクレルが検出された。収量の13袋は全て自家保有米。
 いずれの水田も山あい。旧富成村は福島市大波地区、旧柱沢村は伊達市霊山町小国地区(旧小国村)と隣接している。

■県内検査能力超なら国支援
 コメの放射性物質緊急調査について、国と連携した実行計画の作成を急いでいた県は9日までに計画の素案を固めた。分析機器を持つ県内市町村に検査協力を求めた上で、県内の検査能力を超える分は、国の支援を受け県外の検査機関や自治体で検査してもらう方針。県は、来年1月をめどに検査を終えたい考えだ。
 県によると、検査対象は約8万検体を超えるが、県が保有するゲルマニウム半導体検出器10台、簡易測定器8台の検査能力は週4000検体ほど。このため、分析機器を複数持つ市町村には検査の協力を求める。県外でも検査し、早期完了を目指す。国からは専門家や職員も派遣してもらう。
 県は1日、松本友作副知事が筒井信隆農水副大臣に支援を要請。筒井副大臣は全面的な支援を約束していた。

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