東日本大震災アーカイブ

低レベル放射性廃棄物容器贈る 伊達市にIHI

IHIが贈った低レベル放射性廃棄物保管用の容器

 IHI(本社・東京)は低レベル放射性廃棄物を保管し線量を20分の1に低減できるコンクリート製収納容器(62万円相当)を伊達市に贈呈し9日、市役所敷地に搬入した。
 コンクリートと鉄板を組み合わせた容器で容量は4.2立方メートル。遮水機能を持ち、保管後に移動も可能。重さは空容器で7.4トン。
 茨城県の工場から運搬した容器をクレーン車で設置した。石丸康裕東北支社長、田中要福島オフィス所長らが訪れ作業を見守った。設置前に放射線量を計測。今後、廃棄物を入れた後に再び測定し比較する。
 市は除染支援センターによる除染で出た放射性廃棄物を、二次仮置き場ができるまで収納することを検討している。

カテゴリー:福島第一原発事故