平成23年産米の県の調査で微量の放射性セシウムが検出された地域の緊急調査で、県は6日、9市町村の30旧市町村の調査結果を発表した。今回は2439戸の2678点を調べ、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムは検出されなかった。国の新基準値案である100ベクレルを超えるコメは59点あった。
調査は昨年12月30日から今月6日にかけて行った。最高値は桑折町旧半田村で検出された300ベクレル。県は200ベクレル以上の農家について全袋検査を行う。100ベクレル超えのコメは12月30日の1回目の発表分と合わせて計116点となった。農林水産省は100ベクレルを超えるコメが検出された地域について24年産米の出荷制限を検討している。
今回で調査を終えた柳津町の旧柳津村、三島町の旧宮下村、いわき市の旧久の浜町、旧大久村では全て暫定基準値を下回り、出荷見合わせが解除された。県によると、全て100ベクレル以下だった。
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