東日本大震災アーカイブ

農地7000地点で線量調査 JA東西しらかわ「マップ」作成へ

 JA東西しらかわ(本店白河市、鈴木昭雄組合長)は12日、管内の農地7000地点の放射線量を測定し「放射線量土壌マップ」にまとめる作業をスタートさせた。
 一ヘクタールに1カ所の割合で水田5000カ所、畑2000カ所を調査する。耕地所有者の了承を得た上で土をサンプルとして採取し放射線量を測定する。2月初旬までに取りまとめ、結果を情報として農家に提供するほか、同JAの営農指導体制に反映させる。
 作業開始に先立ちセレモニーが白河市表郷の同JA中部営農センターで行われた。鈴木組合長が「測定を通じて生産者に安心感を持ってもらい、消費者に安全性をPRしたい」とあいさつ。近くの水田で土壌採取のデモンストレーションを行った。