東日本大震災アーカイブ

中間貯蔵施設問題「議会として対応すべき」 浪江町議会

 浪江町議会は13日、二本松市の自治センターで全員協議会を開き、東京電力福島第一原発事故による汚染廃棄物を保管する放射性廃棄物の中間貯蔵施設について「議会としての対応を決めるべき」との意見で一致した。
 町議会によると、全員協議会では昨年12月28日と今月5日の双葉地方電源地域政策協議会の内容などが報告された。議員からは「双葉郡での議論は必要だ」「町村ごとに立場が違う。まずは自分たちの意見をまとめるべき」などの意見が出され、議会内で議論を深めることを確認した。
 吉田数博議長は「中間貯蔵施設の問題だけが独り歩きしているように思える。町議会としては避難区域の見直しや賠償などと合わせて総合的に協議をしたい」とコメントした