佐藤雄平知事は2日、県庁で記者会見し、県の平成24年度当初予算案を発表した。一般会計は過去最高の1兆5764億円で、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故への対応が7255億円とほぼ半分を占めた。除染と健康管理、雇用対策、生活基盤の復旧などを中心とした県復興計画の重点3分野に予算を手厚く配分した。ただ、県税収入の落ち込みなどで1263億円の財源不足が発生。復興に向けた財政需要に対応するため、国が財源を拠出した原子力災害等復興基金から784億円を取り崩すなどした。
(2012/02/03 12:37)