県は3日、29市町村の旧151市町村を対象とする平成23年産米の放射性物質緊急調査で放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレルの新基準値を超えたのは12市町村の旧56市町村、545戸だったとする最終集計結果を公表した。県はこれらの旧市町村に出荷見合わせの継続を要請する。100ベクレル以下の旧市町村は出荷見合わせを解除する。
2万3240戸を対象に、福島市大波地区は全袋、その他の地域は全戸を調べた。100ベクレルを超えた戸数は全体の2・3%。最大は福島市大波地区の54戸で、同地域の40%を占めた。次いで多かったのは伊達市旧小国村で53戸(38%)だった。全体として100ベクレル超は県北地方に集中した。現行基準値の500ベクレル超の地域は既に判明している3市9旧市町村と変わらなかった。
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