東日本大震災アーカイブ

再生可能エネで復興を 福島で国際セミナー

被災地復興に向けスマートコミュニティーの導入を提言したセミナー

 東日本大震災の被災地復興を再生可能エネルギー活用の視点から考える「国際エネルギー・セミナー」は2日、福島市のパルセいいざかで開かれた。電力消費の効率化や新たな雇用創出、防災力の強化などに優れているという「スマートコミュニティー」の概念を復興に取り入れるべきとする提言をまとめた。
 外務省、経済産業省、環境省の主催、県の共催、復興庁などの後援。国内外の研究者をはじめNGOや自治体、企業などから約500人が参加した。開会に際し、玄葉光一郎外相(衆院本県3区)が「今年は再生元年。スマートコミュニティーの実現は復興のシンボルとなり得る。被災地から世界に発信するきっかけになってほしい」とビデオメッセージを寄せた。