4月から母校に戻った県立テクノアカデミー浜の入学式は10日、南相馬市原町区の同校で行われ、入学生29人を佐藤雄平知事らが祝福した。
昨年度は東京電力福島第一原発事故でテクノ郡山、テクノ会津に分散して授業を行った。自校での入学式は2年ぶり。
専門課程の計測制御工学科4人、普通課程の機械技術科12人、自動車整備科8人、建築科5人の入学が許可された。代表の木幡安雄さん(機械技術科・相馬市)が「若い力が県を再生する大きな力になることを信じ、夢に向かって努力する」と宣誓した。
益子慎治校長が「福島が元気になれる人材を育成する」と式辞を述べ、佐藤知事が「志あるところに必ず道は開かれる」と激励した。議長代理の坂本栄司県議、高橋隆助原町商工会議所会頭らが祝辞を贈った。
在学生56人を代表して高山直樹さん(計測制御工学科)が母校再開の喜びを話し、歓迎した。テクノ郡山、テクノ会津でも入学式が行われた。テクノ郡山は68人、テクノ会津は66人が入学した。
(カテゴリー:福島第一原発事故)