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今を生きる 復興担う消防人に 唯一の女性伊東さん 優しさ生かす

左から小松さん、伊東さん、鈴木さん

■県消防学校に入校 伊東郁恵さん24(相馬広域) 鈴木俊光さん18(いわき市) 小松雅さん29(白河広域)

 「男性に負けないよう、女性の優しさを生かして被災地で活躍したい」。相馬市の伊東郁恵さん(24)=相馬地方広域消防本部=は、被災地の復興を支える消防職員として採用された。県内で今年度採用された103人の中で唯一の女性。11日、県消防学校に仲間とともに入校した。
 伊東さんは小学校の時に家族の体調不良で自宅に駆け付けた救急隊員の姿を見て、憧れを持った。帝京平成大では救急救命士の資格を取得した。震災後は活躍する消防職員になりたい気持ちがさらに強くなったという。
 ともに入校した仲間の決意も固い。最年少でいわき市の鈴木俊光さん(18)=いわき市消防本部=は「幼稚園の時からの夢。復興のために力を尽くす」と抱負を語る。入校生代表で宣誓した白河市の小松雅さん(29)=白河地方広域消防本部=は「白河市も地震の被害が大きかった。復興に貢献できるように努力する」と力強い。
 県消防学校の第72期消防職員初任教育入学式は同日、福島市の同校で行われた。和田山雄康校長が式辞を述べ、学生を代表して小松さんが宣誓した。
 入校者はおよそ半年にわたって基礎知識や技術習得に励む。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の被害が甚大だった沿岸部のいわき市消防本部に15人、相馬地方広域消防本部には8人が加わった。

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