東日本大震災アーカイブ

国有林除染の拠点に 福島に対策センター設置 関東管理局

玄関前に看板を掲げる岡田局長(左)と相沢所長

 東京電力福島第一原発事故を受け、関東森林管理局(前橋市)は13日、本県を含む5県の国有林除染の拠点として森林放射性物質汚染対策センターを設置した。
 県内では、国が指定した汚染状況重点調査地域の32市町村にある国有林約17万7000ヘクタールのうち、生活圏から20メートル程度までの範囲を、市町村と連携しながら除染をする。5月の連休明けに川内村内で作業に入る。
 開所式は同日、センターが設置された福島市の福島森林管理署で行われた。関東森林管理局の岡田憲和局長が「森林除染に対する地元自治体や住民の期待は大きい。地域の特性に応じた実効性のある取り組みが重要だ」、センターの相沢肇所長が「関係する市町村や機関との連携を強め、地域の方々の意見を十分聞きながら作業を進めたい」とあいさつした。引き続き岡田局長と相沢所長が管理署玄関前にセンターの看板を掲げた。

カテゴリー:福島第一原発事故