計画的避難区域に指定されている飯舘村の草野、飯樋合同仮設幼稚園の完成を祝う開園式は17日、福島市飯野町の合同仮設幼稚園で行われた。
園児や村の関係者合わせて約60人が出席した。菅野典雄村長が「今後も教育環境を整備し、子どもの育成に努力する」とあいさつ。幼稚園に大型遊具を寄贈したオーストラリア政府を代表し、ブルース・ミラー駐日大使が祝辞を述べた。
園児は感謝を込めて歌を披露し、ミラー大使らに花束や絵をプレゼントした。
幼稚園の約5千平方メートルの敷地は村が地権者から借り、軽量鉄骨造りの平屋園舎は小松製作所(本社・東京)から寄贈を受けた。幼稚園は今月9日に開園し、69人の園児が避難先の福島市や川俣町からスクールバスで通っている。
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